原巨人「1番問題」以外にも抱える「難問」 評論家陣がBクラス予想するワケとは
巨人が25日の開幕戦に向け、課題が続々と露呈している。
19日のロッテ戦(東京ドーム)に1番に抜擢したのは若手の湯浅だったが、4打数無安打に終わった。一方、本来の1番候補として見られていた途中出場の松原は2試合連続安打を放ち、存在感を示した。前日18日に1番で出場し、4打数無安打だった吉川もこの日は代打で右前打を放った。
原監督は1番に入る選手について「(吉川)尚輝がいいところで打ったし。(松原も)いいところで打てているというのは非常にいい。ただ、そこもまだ決定していないね。いつも歯切れの悪い答えで悪いんだけどさ」と苦笑。昨年同様に「臨機応変」に、日替わりオーダーとなる可能性も示した。
懸案となっている「1番問題」以外にもチームが抱えている課題はある。この日先発した山崎伊は3イニング3分の1を6失点KOとなった。2回までは無失点に抑えていたが、3回に甘く入った球を捉えられ、2試合連続となるレアードに一発を浴びるなど2本塁打で失点すると、4回も調子を取り戻せなかった。この投球に関しては原監督も「ストライクを取ることに一生懸命になっちゃうと、なかなか自分の投球ができなくなる」と課題を呈した。
一方、桑田投手チーフコーチはオープン戦前の最終登板で課題を残す内容ながらも山崎伊を開幕ローテ候補だとした。実績を残してきた山口が不振で二軍落ち、新外国人のシューメーカー、アンドリースもまだ二軍で調整中と開幕には間に合わない。まず先発6人を埋めるためにも頭数が必要となる。