歴史的異変!巨人FA惨敗もG党がショックなしの理由とは?
G党のトラウマ「内海哲也&長野久義、人的補償W流出」
敗因には、過去に巨人へFA移籍した選手が必ずしも成功していないという点も囁かれています。
近年だと16年の森福允彦、17年の野上亮磨は鳴り物入りで入団したにもかかわらず、ファーム暮らしが長引き、森福に至っては昨秋、戦力外を通告されました。メディアによるプレッシャーは人気球団特有の要素だけに、ならば地方でのびのびと-と考える選手が出てくるのも、無理のないことでしょう。
となると、巨人ファンはフロントに怒り心頭なのかといえば、意外にも大多数がそうではありません。
「丸クラスの大物なら全力で獲りに行って欲しいけど、そうでなければ若手を育ててもらいたい」「入団時から見守ってきた『ウチの子』をみすみす人的補償で奪われるのは悔しい」という声が多く聞かれるのです。
中でもG党のトラウマは一昨年オフの「内海哲也&長野久義、人的補償W流出」でしょう。ドラフト最上位で巨人入りし、ファンの間でも人気の高かった生え抜きの二人を一気に失うことになりました。昨季、両者ともに全盛期とはほど遠い成績に終わっただけに、プロテクトしなかったことを責める声こそ今ではそれほど聞こえませんが、「あんなツラいお別れをするなら、むしろFAで獲り逃した方がマシ」「G球場で頑張っている若手を奪われ、行った先で活躍された方がダメージでかい」との意見からは、G党の底知れぬチームへの愛情が伝わってきます。
結果的に巨人がFAで選手を獲得しないのは、日本一に輝いた2012年以来、7年ぶりのことです。ピンチはチャンス。今季、イキのいい若い力の台頭を望みたいところです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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