ヤクルトに敗れ4位転落 阿部巨人を悩ます「5番打者問題」とロマン砲の「覚醒待ち」
打線全体でも相手先発の2年目右腕の吉村貢司郎に対して8回途中無失点と苦しめられた。吉村は5月1日の対戦時にも7回無失点と封じ込められており、新たな巨人キラーともなりそうだ。
主砲、岡本和真を孤立させないためにも勝負強い5番打者の定着が求められているが、なかなか、「最適解」が出てこない。
こういったときこそ、若い選手の勢いが求められるが、4点を追う8回先頭に泉口友汰の代打で出た秋広優人は吉村の初球フォークを打たされ、ニゴロに倒れた。昨年10本塁打をマーク、高卒4年目シーズンとなる今季はさらなる飛躍が期待されているが、今季はここまで打率「.235」、0本塁打、0打点。何より求められる長打力、本塁打が未だ0というところに苦しさが現れている。
背番号55を背負い、将来の主砲と期待されるロマン砲の覚醒が待たれている。
リーグ戦が再開し、首位広島と最下位チームまでの差は5・5ゲームと混セは続く。ただ巨人は開幕からの課題となっている打線が勢いづくための方策が今後も求められそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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