V奪回に本腰 原巨人が新外国人左腕獲得に動く「真の理由」

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バルドナードは今春のWBCにもパナマ代表として出場した(C)Getty Images

 現在リーグ3位、交流戦で貯金4を作り、23日から再び始まるリーグ戦再開を見据える巨人が新たな新外国人選手として、今春のWBCにパナマ代表として出場した救援左腕、アルベルト・バルドナード投手(30・前ナショナルズ3A)を調査していると22日付の「スポーツ報知」「サンケイスポーツ」が報じている。

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 バルドナードは150キロ台の速球とスライダー、チェンジアップが持ち味。今シーズン開幕後は3Aで29登板、防御率3・03の成績を残している。身長196センチ、体重122キロと恵まれた体格から繰り出される最速158キロの剛腕とあって、さらなるブルペン強化を図るチームが白羽の矢を立てたようだ。

 一時は、7回、8回と中継ぎ不安が課題とされていた中、最近では「8回の男」に復帰した左腕・中川皓太を始め、佐渡島出身の2年目右腕、菊地大稀も10試合連続無失点中と奮闘している。開幕投手を務め、中継ぎに配置転換したビーディ、オリックスから獲得した鈴木康平など整備が進む中、バルドナードが加わればさらに層が厚くなることは間違いない。

 また思い起こされるのは正に昨年のこの時期、チームは交流戦を8勝10敗と負け越し、リーグ戦再開を見据え戦力総点検に励んでいた。そんな中、原辰徳監督は「左のセットアップがもう一人欲しい」と熱望。チームでは現在も活躍する救援左腕、高梨雄平、今村信貴の2人がいたが、さらなる上積みを求めていた。

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