巨人に新加入のオコエは「ポスト丸」となれるか 求められる「3つのポイント」
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日本プロ野球界で初の試みとなった「現役ドラフト」が9日に行われ、12球団、計12人の選手が移籍することになった。同制度は出場機会に恵まれない選手に機会を与える目的で行われたもの。
その中でも最も注目を集めたのは楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手(25)だろう。
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オコエは関東一高から15年のドラフト1位で楽天に入団。通算成績は236試合で打率・219、9本塁打、44打点、20盗塁。プロ7年目の今季は自己最少となる6試合の出場で打率・200、0本塁打0打点、1盗塁という成績だった。
今季でプロ7年目、たぐいまれなる身体能力の高さは認められながら、ここまで故障も多く、出場機会を減らしていた。
巨人に加入すれば、激しい外野手争いの一角に飛び込み、「ポスト丸」の期待もかかるが、果たしてチームでポジションを奪うにはどのような点が必要となるのか。
まずはオコエのストロングポイントである打撃だ。長打力も魅力となっているが、この点に関しては「今季の巨人ではホームランが出てもチャンスで返せない場面が目立った。原監督もこの点は認めており、犠打や進塁打を含め、求められたシチュエーションでしっかり仕事をこなすことが求められそうです」(放送関係者)
巨人の秋季練習で行われたのは15通りのケース打撃。犠打、進塁打、犠飛などを軸に打球方向や走者の状況も細かく設定し、行われた。これは来シーズン通しても行われる予定で、首脳陣の求めるスタイルに適応することが求められそうだ。