【巨人】大幅コンバートの裏で奮起が求められる「選手の名前」
チームとしては層が厚くなる一方でベテランの出場機会が少なくなる。「あの打撃は捨てがたい」と、首脳陣も起用法に頭を悩ませるのではないかとした。
「サード・坂本」「ファースト・岡本和」で安定感ある守備を披露している一方で、原辰徳監督は今後の構想として、ゆくゆくは秋広優人に一塁を託す考えも持っているとされる。今季がプロ3年目、一時はクリーンアップの一角を任されるなどスケールの大きな打撃が持ち味の若武者も一塁手争いに加わるとなれば、いずれにせよ、中田は、一層の奮起が求められそうだ。
今季は88試合に出場し、打率・257、13本塁打、33打点。勝負強さが売りの打撃はコンディション不良の影響もあり、後半戦はベンチを温めることも多かった。現在は特例2023の対象選手として9月1日に登録抹消、ファームで実戦に出場し、再昇格のときを見据える。
また中田といえば、一塁手として両リーグでゴールデングラブを獲得するなど守備の名手としても知られる。当然、このまま引きさがるつもりもないだろう。
し烈なポジション争いが起こるほど、チーム力は高まっていく。シーズンも残り試合少なくなってきたが、熱を帯びるCS争いと同時に未来を見据えたチーム布陣にも引き続き注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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