多くの名手がたどった道を巨人・坂本勇人もいくのか 「ショート30代半ば限界説」で新境地を開いたスターたちの系譜

タグ: , , , 2023/9/8

7日の試合でプロ初の三塁手を務めた坂本は、相変わらずの華麗な守備を見せた(C)Getty Images

 来るべき時が訪れたのかもしれない。巨人坂本勇人が9月7日のヤクルト戦で、プロ17年目、通算2081試合目で初めて三塁の守備に就いた。

 遊撃で5度のゴールデングラブ賞受賞を誇る名手。過去に一塁と二塁は経験あるが、三塁は初めてだった。4回2死二塁のピンチでは、ドミンゴ・サンタナの三塁線への鋭い打球を巧みに逆シングルでスライディング捕球してアウトにするなど、堅実な守りは変わらず。遊撃では3試合連続で、新人の門脇誠が先発出場した。

【動画】プロ初の三塁スタメンでこのプレー!坂本が4回二死二塁からサンタナの強烈な当たりをさばいてアウトにしたシーン





 坂本は2日前に体調不良を訴えて、特例2023対象選手として登録抹消されていたが、7日の試合でスタメン復帰を果たした。

 今年12月で35歳を迎える。遊撃は最も負担の大きいポジションの一つ。寄る年波には勝てないのか、近年はコンディション不良でラインアップを外れたり、二軍での再調整を余儀なくされるケースが目立っていた。

 「ショート30代半ば限界説」がある。かつて遊撃のレギュラーとして打撃だけでなく、華麗な守備でも魅了してきたスタープレーヤーたちも、多くが30台半ばに三塁へのコンバートを余儀なくされてきた。

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