原巨人 「白旗宣言」が波紋 「責任転嫁」を指摘する声とは
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勝負の9月を前に巨人の調子がどうにも上がってこない。28日の広島戦はミスも響き4ー6と敗れた。2点を追う8回は無死満塁の好機に大城が三振、代打・中島、吉川も倒れ、得点を奪えず。
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試合後の原監督は「なかなか男になってくれる人がいないね。心境としては2月1日をもう1度迎えたいぐらいだよ」とため息。本来はペナントレースが熱を帯びる時期に「白旗宣言」を行うなど愚痴が止まらなかった。
笛吹けど踊らず。ここにきて投打の層の薄さが如実に現れている。ヤングジャイアンツでは最近は井上、直江、赤星が先発マウンドに上がったが、チャンスを生かしきれず。野手陣でも一時はチームを盛り上げた増田陸、中山礼都も下で調整中だ。
「ここ最近のチームの低迷ぶりには若手育成にシフトチェンジして欲しいという声すらネット上などからも上がっています。そもそも今季は発掘と育成を掲げたチームで原監督は何人、将来の巨人を背負って立つ若手選手を育てたのか。守護神にルーキーの大勢を抜擢したことは評価されていますが、粘り強く育てる姿勢が必要といわれています」(球界関係者)
シーズン途中のオーナー報告の際に原監督はこうコメントを残している。
「真っ白いキャンバスに一生懸命絵を描こうとしている人が多いこのジャイアンツ。時にその絵も『えっ』という絵もあるけれども、しかし必ず完成したらきちんとしたいい絵になる」