巨人がFAで”大型補強”を出来なくなった要因を球界OBが解説「ほとんど埋まってる」と出場機会の問題を示唆
FAで2018年末に巨人に加入した丸は今季、打率.244、本塁打18本を放った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人と言えばかつてFA選手を大量に獲得してきたイメージがあるが、ここ数年はあまり印象的な移籍は見られない。決してFA宣言する選手が激減しているわけではないものの、オリックスやソフトバンクのほうがインパクトのある獲得をしている。
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豊富な資金力とブランド力で多くの選手を獲得してきた巨人。その姿に陰りが見え始めている要因は何なのか。昭和の怪物として巨人で活躍した江川卓氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。巨人のここ最近のFA事情についてコメントした。
江川氏は「移るほうは『このポジションだったらレギュラーになれる』と思って来るでしょう。ジャイアンツってすごく難しくて、ほとんど埋まってるから」「『自分は半分しか(試合に)出られないな』って」という。
続けて、「例えば、ファーストやってる人がジャイアンツに入ろうとしたら厳しいじゃないですか。何人もいるじゃないですか、候補が」 と選手が出場機会を得られないと考えているのではないかと話す。そして、「(試合に)出たほうが成績が良くなるわけで。(複数の選択肢があった場合)ジャイアンツを選ぶかどうかって難しくなる」と選手側の気持ちに立って他球団を選ぶ理由を語った。