「一人しかいない」注目集める巨人の新打撃コーチの座 球界OBから指摘される「有力OB」とは
阿部新監督がいかにチームを浮上させるか、期待が高まっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
新体制が発足した巨人で阿部慎之助監督が精力的に動いている。現在、ジャイアンツ球場で行われている秋季練習でも若手に連日、熱血指導を行う様子が伝えられている。2年連続Bクラスと低迷するチームを上昇させるべく、様々な方面に目を配っている。
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一方、ひそかに注目を集めているのは10月16日に球団から発表された来季の1~3軍のコーチ陣の中で「公表時期調整中」として、唯一空位になっている打撃コーチの座にある。
新体制では二軍監督から一軍に合流となった二岡智宏氏のヘッド兼打撃チーフコーチが置かれているが、もう一人の新たな打撃コーチに関して球界内からも様々な考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は20日に自身のYouTubeチャンネルを更新。その中で、巨人の新組閣について期待の声を寄せている。
まず目を向けたのは「総合コーチ」として指名された村田善則氏。巨人では長くバッテリー担当コーチを務め、今回、発足した井端ジャパンでも引き続き、日本代表コーチを務める。今回の役目に関して高木氏は「まとめ役」とし、ほかのコーチ陣がスペシャリストがそろっているだけに年代的にもチームをまとめる役割を期待した。
また投手陣をまとめるチーフ投手コーチに杉内俊哉氏、もう一人の投手コーチに西武のファームコーチから5年ぶりに古巣復帰となった内海哲也氏が就任となった。杉内チーフ投手コーチについては、阿部新監督が二軍監督時代にともに過ごしていることを受け、タッグを期待した。