「足りていないのは練習量」巨人コーチ就任の大久保博元氏、再建を託され指摘した問題点とは!?
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昨シーズン4位に終わった巨人は、Bクラスからの脱却はもちろん、ペナント奪還を掲げて今季の戦いに挑む。今オフでは、FAやトレードなどによる選手獲得での大きな動きはみられないものの、かつてユニフォームを着て活躍したOBが新たにコーチングスタッフとして加わっている。
その中の一人として、手腕に特に期待が寄せられているのが、一軍打撃チーフコーチに就任した大久保博元コーチだ。これまで、古巣の西武でも指導歴を持ち、楽天では監督としてチームの先頭に立った。その豊富な指導キャリアも買われ、巻き返しを図る巨人打撃陣の再建を担う。
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その大久保コーチが今オフ、秋季キャンプに参加した際の練習での様子や、これまで抱いていたチームの印象などを語った声が伝えられている。
元阪神の下柳剛氏のYouTubeチャンネル『柳に風【下柳剛公式チャンネル】』において、1月6日更新の「【宿敵】下柳がデーブ大久保を直撃!! 巨人打撃コーチ就任で見えた巨人軍のリアル!! 原監督の驚きの口説き文句とは!?」にゲスト出演した大久保コーチは、巨人の現状への素直な感想の他、意外なコメントも口にしている。
大久保コーチはチームの位置づけを「Bクラスにいるのはおかしい。優勝できるかどうか(でなければならない)」と述べており、投打とも戦力が揃っていると指摘。さらに「走塁も重要視していく」と今後のビジョンを明かしながら、打者では増田大輝、松原聖弥の名を挙げ「足が速く、バッティングも良い。レギュラーを獲れる」と主張した。
その上で、本塁打ばかりがフォーカスされてきたチームの問題点として「巨人は実は足の速い人間が試合で出せる実力が無いだけ」として、走力を生かし切れていなかったと分析。