【巨人】秋広、オドーア、佐々木だけではない し烈な外野手争いの「注目ポイント」「巻き返しを期す選手の名前」
残る右翼は新外国人のルーグネッド・オドーア(前パドレス・29)が注目の存在となる。本職は二塁手だが、内野ならどこでも守れるユーティリティぶりが知られる。外野手としても9試合守るなど、攻守において日本野球にいかにアジャストできるかが着目ポイントとなる。何といってもメジャー通算178発砲と持ち味の長打力に期待がかかる。指揮官も守備面では多少のミスに目をつぶり起用する方針を示しているとあって、2年連続Bクラスの起爆剤となることが期待されている。
ほかにも、し烈な外野手争いの中でベテランの丸佳浩も巻き返しを期す選手の一人だろう。2018年オフに広島からFA移籍後は19、20年のリーグ連覇に大きく貢献、優勝請負人としての役目もしっかり果たした。一方、そんな実績のあるベテランも「レギュラー白紙」を打ちだされ、若手とともにポジション争いに加わっている。
昨季限りで節目の5年契約が終了した。2023シーズンは121試合に出場し、打率・244、18本塁打、47打点と巨人加入後ではいずれもワーストの成績に終わり、悔しい思いも味わった。堅守、体の頑健さも知られるだけに、打撃面の波を少なくし、プロ17年目を迎える今季再び輝きを取り戻せるか。
チームの外野手布陣ではほかにも昨季のドラフト1、2位の浅野翔吾、萩尾匡也、現役ドラフト組のオコエ瑠偉、育成出身の松原聖弥など今後が楽しみな若手も多い。
切磋琢磨するほど、首脳陣が求めるチーム力強化にもつながる。今後もし烈な外野手争いの行方が注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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