原巨人 「勝利至上主義」でふるい落とされる「選手の名前」
さらに同じく、厳しい目を向けられそうなのは「育成の星」といわれる松原だ。21年シーズンは135試合に出場し、27試合連続安打記録を作るなどブレイク。今季から亀井コーチがつけていた背番号「9」をつけるなど更なる飛躍が期待されるも、今季は50試合出場にとどまり、打率・113、0本塁打、4打点に終わった。
「シーズン終盤も結局外野はウォーカー、ポランコを併用し、打撃重視ともいわれたが、裏を返せば、足も使えて、攻守ともに安定している松原がいればもっとバランス良く戦えたという声は多かった。来季に向けては課題とする選球眼をどのように克服していくかも大事になってくる」(同)
ほかにもチーム打率がリーグワーストに沈む中、結局最後まで「救世主」となる選手は現れなかった。シーズン通じて不振にあえいだ岡本和や、今季は3度の故障離脱など衰えが目立つキャプテン・坂本にもメスが入れられそうだ。
今季は育成を主眼に置き、若い選手もある程度目をつぶって起用した面もあったが、2年連続V逸となったことで来季はそんな余裕もなさそうだ。オフには久々に大補強に乗り出すことも決定。なりふり構わず勝ちにいくつもりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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