阿部巨人に最初の難問?「ポジション問題」がレジェンドOBからも注目集める理由

タグ: , , , , 2023/10/15

 今季は三塁、一塁、左翼など複数ポジションを守った主砲・岡本和についてはチームの顔であり、かつ三塁ポジションで2年連続ゴールデン・グラブも受賞していることに触れた上で「シーズン途中に ファーストだけじゃなく レフトまで守るなんて そんな簡単にたらい回しのように変更されてしまってはチームが落ち着かない」と指摘。チームの根幹だからこそ、ポジションを固定して戦うべきと説く。

 今シーズンは9月からここまで遊撃を守ってきた坂本勇人がサードにコンバート。それに伴い、遊撃をルーキーの門脇誠が守り、一塁を岡本和が守るという形となった。原辰徳前監督が決断したこのコンバートプランを阿部新監督はどう動かしていくのかも注目を集める。

 堀内氏も「来シーズンの課題として阿部新監督がどのように考えているのか 知りたいところではあるよね」とした。

 コンバートによって負担が少なくなった坂本には長打力が戻るなどプラスの材料もあった。一方で岡本和にとっても、サードはこだわりを持ち続けているポジション。何といっても巨人にとって「4番・サード」は長嶋茂雄終身名誉監督を始め、原前監督も守った伝統あるポジションでもある。

 このポジション問題は阿部新監督にとっても、チームをどう動かしていきたいか、ナインたちに伝える大事なメッセージとなり、今後の指揮官の発言にも注目が集まりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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