【巨人】坂本勇人 オープン戦打率1割の「正念場」おびやかす「選手の名前」
一方、「ポスト坂本」を狙う若武者たちは着々とアピールに励んでいる。ドラフト4位ルーキー、「ストロング門脇」の異名でも知られる門脇誠(22=創価大)はここまでのオープン戦打率は26打数7安打、打率・269。特に定評のある守備では遊撃のほかに二塁、三塁もこなし、本人も自信があるという肩の強さが評価されている。
昨年は坂本の故障離脱が続く中、遊撃で最も多く先発出場を果たしたプロ3年目の中山礼都(21)も負けていない。オープン戦はここまで17打数7安打、1本塁打の打率・412、16日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では4安打2打点の固めうちと猛アピールを続けている。
これらポスト坂本といわれる選手たちが育つ中、原監督もある方針を固めている。昨年までの「坂本頼り」だったチームを脱却。今年は昨年同様に坂本がコンディション不良などに陥った場合は、容赦なく若手に切り替えると周囲にも明言している。
坂本は若干19歳で巨人のショートに定着。体に負担がかかる遊撃ポジションを守り、31歳10か月で2000本安打を達成した。これは史上2番目の早さと非常に早熟な才能と共に、その裏には多大なる陰の努力があったことも広く知られている。
巨人のオープン戦は残り7試合、「生涯遊撃」を目標に掲げる背番号「6」は若手の高い壁であり続けられるか。意地に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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