阿部巨人 首位再奪取!大きかった「エースと4番」「2番打者の存在」
吉川は終盤戦、大事な2番打者としての働きが期待される(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
巨人は5日のヤクルト戦(岐阜)に3-0と勝利。広島が敗れたため、8月30日以来、再び首位に返り咲いた。
エースと4番の働きが光った。今季初となる中4日で先発した戸郷翔征はテンポ良く投げ、ヤクルト打線を封じ込める。7回1安打無失点7奪三振と圧巻の投球で節目の10勝目を飾った。
打線では4番が豪快なアーチをかけた。0-0で迎えた5回二死一、三塁の好機に岡本和真は山野太一の真ん中高めの絶好球を完ぺきに捉えて、逆方向へ。決勝の22号3ランを放ち、頼れる主砲がチームに勝利をもたらした。
そしてこの日、効果的に得点に結びつけられたのは打線の組み替えにもあった。
最近はプロ2年目の浅野翔吾が2番を任されていたが、この日は「2番・二塁」で吉川尚輝が先発出場。その吉川は両軍無得点で迎えた5回二死無走者の場面、山野の直球を中前へはじき返し出塁すると、続くココ・モンテスの内野安打で俊足を生かし、二死一、三塁の形を作る。その後の岡本のホームランで生還と二死から3連打の起点を作り、チャンスメイクに貢献した。
吉川は3回一死にも右前打とマルチ安打を記録、自身の地元である岐阜・長良川球場での一戦、応援の声も多く飛ぶ中、意地を示した。
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