守護神決定の大勢に一抹の不安 球団有力OBから「あんなことはありえない」と指摘されたポイントとは
大勢は守護神として復活できるか(C)産経新聞社
巨人は3月24日に行われた楽天とのオープン戦最終戦で6ー7の逆転負け。最大4点リードからの逆転負け、オープン戦戦績は7勝8敗1分で2年ぶりの負け越しとなった。
【動画】復帰登板となった大勢が9回に楽天・島内にタイムリーを許したシーン
開幕前最終の試合では打線では岡本和真、吉川尚輝、丸佳浩にともにオープン戦1号が飛びだし、すでに開幕1軍が内定しているドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔(日立製作所)も1回に俊足を生かし内野安打をマークするなど好調をキープ。攻撃面では明るい材料が多かったが不安を露呈したのはリリーフ陣にあった。
この日6回から2番手で登板した馬場皐輔は押し出しを含む3四球で1回もたず4失点。急きょ、6回一死満塁の場面で馬場の後を継いだドラ1右腕の西舘勇陽(中央大)も押し出し四球と適時打などで傷を広げた。
7回に4番手で登板したカイル・ケラーも3四球で1回2失点と荒れ模様。期待する新戦力がそれぞれ四球から崩れることになった。
そして5-7と2点を追う9回には大勢が登板。二死無走者で浅村栄斗からフォークで空振りを奪うと、最後はこの日最速タイとなる156キロで空振り三振を奪って、試合を終了させた。前日23日の試合では9回から登板し、2安打1失点の内容だったが、阿部慎之助監督は抑えに必要な連投も果たせたことで、開幕から正式に守護神を任せるとした。