巨人 守護神クライシスに立つ!若きセットアッパーたちの争い 浮上する「ダークホース」とは
そしてここにきて評価が急上昇しているのは、育成の京本真にもある。今季がプロ3年目、キャンプは2軍スタートながら、11日の紅白戦で自己最速を更新する152キロをマークし、存在感を示すと23日の阪神とのオープン戦では9回に登板。1安打を許しながら無失点に抑えた。150キロ超えの直球にフォークのコンビネーションも冴え、一気に注目の存在となった。25日のヤクルトとのオープン戦でも2番手で登板。1回1安打無失点、わずか8球で燕打線を封じ込め、台湾遠征の帯同も決まった。
涼しい顔立ちのイケメンぶりもファンから評判を呼び、新たなスター候補と目されている。プロ入り当時は線の細さも目立ったが、しっかりトレーニングを積み、一回り大きくなった体格から繰り出される剛速球に期待が高まる。まずは開幕前に支配下を勝ち取り、スター街道を歩めるか。
チームではほかにも昨年セットアッパーとして経験を積んだ、松井颯、田中千晴、船迫大雅なども順調な調整を示しており、今後の守護神争いの行方が注目される。
果たして迎える大事な開幕戦、9回のマウンドでコールされるのは誰となるのか。引き続き、注目のテーマとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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