巨人ファンからドラフト1位に大阪桐蔭・松尾汐恩待望論が起こる3つのワケ

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 運命の「10・20」へ、12球団が水面下で調査を進めています。

 スポーツ紙のアマチュア野球担当記者が言います。

 「『不作』と呼ばれていた今年のドラフト戦線ですが、夏の甲子園が盛り上がり、ニュースターが続々と誕生したことで、注目度も一気に上がってきました。中でも甲子園組では、高松商の強打者・浅野翔吾外野手や、打者としても魅力的な近江の山田陽翔投手、さらには大阪桐蔭のアスリート型捕手・松尾汐恩捕手らが人気を集めそうです」

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 そして、こう続けるのです。

 「巨人のドラフト1位は現時点で公表されていませんが、甲子園のスターとして華もある上記の3人への待望論が激しく高まっています。中でも『松尾を1位で行くべき』との声が日増しに大きくなっているのです」

 その背景として、巨人担当歴もある一般紙の記者は、理由をこう挙げるのです。

(1)絶対的正捕手の不在
 「阿部慎之助の引退以降、巨人は正捕手が不在です。小林誠司の打撃はレギュラーとして物足りないですし、大城卓三は残念ながら『勝てる捕手』ではない。2軍では山瀬慎之助の成長が著しいが、1軍のスタメン級になれるかは未知数。そこで松尾です。名門の大阪桐蔭を攻守に牽引した実績こそ、『ポスト阿部』にふさわしいでしょう」

(2)打てる捕手
 「松尾は甲子園に4度出場して、計5本塁打。今夏も聖望学園戦で2打席連続弾をたたき込みました。よく『高校通算何発』とスポーツ紙が見出しにしますが、練習試合で何本打とうが関係ない。問題は公式戦の大事な場面で打っているか、です。中でも全国屈指の強豪が集う甲子園大会では、そんな簡単には打てない。そこで放った5発だから、価値があるんです。東京ドームにどんな放物線を描くのか、今からとても楽しみです」

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