原巨人 聖域なき構造改革 「休んでいる場合じゃない」と尻を叩かれている「選手の名前」
一方、指揮官もそんな坂本をシビアな目で見つめていた。開幕前の故障離脱に関しては、周囲に「勇人もいよいよか」と漏らしたといわれる。わき腹は年齢を重ねることで増えてくる故障箇所とあって、いよいよ「ポスト坂本」を真剣に考え出したというのだ。
一方、坂本の故障離脱の間、遊撃ポジションを守った若手は中山を含めまだポジションを奪うまでには至ってない。
「現実味を帯びてきたコンバートにしろ、若手が守備、打撃とも坂本レベルに達するにはもう少し時間がかかる」(同)
そのため、V奪回のためにももう1度、坂本を鍛え直すことが必要だというのだ。
今季は83試合に出場し、打率・286、5本塁打、33打点に終わった。球界屈指のショートストップとして知られる坂本も2019年以来、3年ぶりの2桁となる11失策を記録など守備の面でも陰りが見えるとあって、心配もされている。
若手と共に汗を流す秋季練習で再び輝きを取り戻せるか。坂本にとってはV奪回に臨むチームと共に来季はプロ人生の正念場となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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