原巨人 聖域なき構造改革 「休んでいる場合じゃない」と尻を叩かれている「選手の名前」
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今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人がV奪回のために精力的に動いている。
秋季練習2日目となった11日には打撃練習で「バント専用レーン」が登場、守備の名手として知られる川相コーチ発案による、極小グラブでの守備練習に坂本、岡本和も取り組んだ。
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今季はチーム打率、防御率ともリーグワーストに沈んだ。シーズン終盤は一発頼みとなり、打線がつながりを欠いたことも響いた。犠打数(73)犠飛数(15)もともにリーグワーストとあって、この点も改善が求められている。山積みのチーム課題克服のため、今後も様々な趣向を凝らした練習が行われる模様だ。
そしてこの秋季練習で注目を集めているのは原監督の発言にもあった。初日に、選手に向けて「休養はもう与えた。世の中、そんなに甘くない」とコメント。5年ぶりのBクラスと低迷したチームにおいて、半ば強制して練習に参加させている選手もいると認めたのだ。
この対象選手に対してはこんな声もある。
「本来シーズンが終了したばかりとあって、一部ベテランは練習が免除となるパターンもあるが今回は全員参加。特に故障離脱が多かったキャプテンの坂本も練習に参加していることで、V奪回に臨むチームの覚悟がうかがえます」(球界関係者)
不動のキャプテン、坂本も今季は例年になく苦しんだシーズンとなった。開幕直前のわき腹痛を含めるとシーズン3度の故障離脱、中にはプレー中の怪我もあったことで、本人もさすがにショックを受けていたという。