「ちょっとざっとしている」 巨人の新外国人投手の「弱点」を球界OBが指摘
また投手陣のテコ入れが課題となっている巨人は、タイラー・ビーディ投手(前パイレーツ=29)を獲得。最速158キロの速球に加え、シンカー気味に落ちるツーシームを武器に「千賀級」ともいわれる右の本格派だ。高木氏はビーディに関して、千賀ほどのフォークではないとしながらも良い変化球を持っていると評価。しかし「ざっとしてる」という言葉で印象を表現し、「最速は158キロで速いんだけど、トラックマンで測ると回転数が少ないらしいんだよ」と課題も指摘した。このことにより、ファウルになりにくい事や、球にキレがなく、三振がなかなか奪いにくい可能性もあると懸念を示した。また、コントロールに関しても『ざっとしている』と表現し、外国人投手に多く見られがちな制球難も指摘した。
さらに巨人ではメキシカンリーグのモンテレイでプレーしたヨアンダー・メンデス投手の調査にも乗り出しているという。メンデスは195センチの長身を活かし、ゆったりしたフォームから150キロ越えの直球を投げ込む本格派左腕。チェンジアップも武器に大谷翔平からも空振りを奪うなど実績十分。高木氏も「獲った方がいい」と活躍を期待した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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