阪神の“天王山”を考察 菅野智之とグリフィンを並べる巨人Vローテを打ち崩すカギは若虎の併用続く「6番」だ
日進月歩で進化を遂げているふたりをいかに起用するかはポイントだろう。とりわけ右の大砲である井上をどう使うかは興味深い。というのも、彼は左右で極端に成績が変わるのだ。
対左投手に対しての井上は、打率.296、3本塁打、長打率.704、OPS1.049と無双状態。スモールサンプルとはいえ好成績を収めている。一方で、対右投手になると打率.167、0本塁打、長打率.167、OPS.377と極端に数字が低迷。かたや前川は対右投手に打率.280、3本塁打、長打率.368、OPS.722とまずまずの成績を出している。
この現状を考えれば、巨人2連戦は二人を左右で使い分けてもいいのではないか。1戦目が右の菅野なら前川を、2戦目が左のグリフィンなら井上を、といった具合だ。
無論、データが全てではない。試合の流れや当日の調子によって、起用法が変わる可能性は大いにある。いずれにしても、「絶対に勝たなければいけない」という状況で首脳陣が打線を活性化させる6番に誰を据えるかは興味深いポイントなるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】元阪神ロハスが3割30本塁打100打点超え! 韓国で再起した34歳が覆した“ダメ助っ人のレッテル”「12億ウォンが惜しくない」
【関連記事】大谷翔平に50号ボールは戻らず…ド軍の“交渉”が破談した記念球は7000万円超えの異次元価値「歴史に残る逸品だから」
【関連記事】圧倒ぶりを示す「.085」 元阪神スアレスがMLBで飛躍する背景にある日本での日々「僕にとって最善の道だと思った」