「屈辱的な扱い」“セーブ王”だったKBO守護神のパ軍2A降格に韓国メディアが疑問視「最高だったのに」
春先からのアピール不足で2A降格となったコ・ウソク。その判断に母国で疑問の声が飛び交った。(C)Getty Images
厳しい春だ。今年1月にパドレスとポスティングで契約したコ・ウソクは、マイナー、それも2Aで開幕を迎えた。
現在25歳のコ・ウソクは、KBO(韓国プロ野球)リーグのLGツインズに所属した昨シーズンに42セーブを挙げてタイトルを獲得。韓国球界屈指の実力派リリーバーとして声価を高めていた。そして、オフに2年450万ドル(約6億8000万円)でパドレスと契約。同期入団となった松井裕樹との競争も注目を集めていた。
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しかし、韓国・ソウルで迎えた2024シーズン開幕戦当日となる3月20日に3Aへの降格が決定。さらに現地時間3月29日には、さらにひとつ下のカテゴリーにあたる2Aに落ちた。
もっとも、パドレスの組織内では“ポジティブな降格”と捉えられている。AJ・プレラー編成本部長は「成長過程にある彼にとってメジャーでやっていくために適したリーグだ」と指摘。さらにマイク・シルト監督も「難しい決断だった」としてうえで「彼には熱心に取り組み続けるように伝えている。少しゆっくりと馴染むためにシーズンを始めただけだ」と強調した。
ただ、リーグ屈指の救援投手であり、“セーブ王”でもあったコ・ウソクのマイナー降格という扱いに理解を示しきれていないのが、一部の韓国メディアだ。