水原一平氏は「壁」だった “名通訳”を失った大谷翔平の現況に米記者が持論「ショウヘイは非常に奇妙な場所にいる」

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水原氏が解雇となり、通訳を失った大谷。彼の周囲にどれだけの影響が及んでいるのかは米メディアの間でも注目を集めている。(C)Getty Images

 球界を騒然とさせた大谷翔平と、彼の元専属通訳だった水原一平の騒動から約1週間が経過した。

 いまだ世間はスキャンダルの行方に関心を示し続けている。一方で“渦中の人”となった大谷は、グラウンド上での“仕事”に集中。現地3月28日から始まったカージナルスとの本拠地での開幕シリーズには2戦連続でスタメン出場。初戦では3打数2安打と気を吐いた。

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 もっとも、スキャンダルはひとつの局面を迎えた感はある。現地時間3月25日に大谷が記者会見を実施。質疑応答のない異例の形式となったが、「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともない」と釈明したほか、「正直ショックという言葉が正しいと思わない」と水原氏に対する悲痛な想いも吐露。約12分間の“独白”で、自身の考えを明確にした。

 無論、司法当局やMLBといった関係組織による調査は続いていく。なぜ水原氏が大谷本人の確認もなく「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)」と言われる大金を動かせたのかなどいまだ不透明な問題は山積しており、消息不明となっている元通訳の供述を待つしかない状況でもある。

 そうしたなかで、水原氏の即刻解雇が、大谷ひいてはドジャース内にどのような影響を及ぼしているかが、小さくない注目を集めた。

 人気ポッドキャスト番組『Foul Territory』のドジャース版『Dodgers Territory』に出演したスコット・ガイルマン記者は、「イッペイがいた影響でショウヘイと周りに少し壁があったことが分かったみたいですね」と投げかけられ、「これに関しては色々なことが言える」と持論を展開した。

「組織内での関係改善に繋がるという意見もある。ドジャースは問題を抱えていたミズハラから距離を置くという素晴らしい仕事をしただけでなく、明確な事実があることを周囲に理解させた」

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