優勝賞金は13.6億円 ゴルフ「TGL」初代王者はアトランタ 新リーグの魅力は“勝敗のカギ”を握る「ハンマー」の選択

ゴルフ新リーグ「TGL」の初代王者が決まった(C)Getty Images
バーチャルとリアルが融合したゴルフの新リーグ「TGL」決勝戦の第2試合が現地時間3月25日(日本時間26日)に行われ、ジャスティン・トーマス(米国)が率いるアトランタ・ドライブGCがニューヨークGCを破り、初代王者に輝いた。
【動画】ゴルフ「TGL」初代王者へ!アトランタが逆転で喜び爆発の瞬間
前日の第1試合はアトランタがニューヨークに6-5で先勝し、この日は0-3から残り4ホールで逆転勝利を収めた。優勝賞金として900万ドル(約13億6000万円)を手にしている。
逆転の要因となったのが、TGL独自のルールで獲得ポイントが2倍になる「ハンマー」だ。0-3で迎えた12ホール目でアトランタがそのハンマーを宣言すると、ニューヨークがこれを拒否してアトランタが1ポイントを獲得。13ホール目でさらに1ポイントを加えると、アトランタは14ホール目でまたもハンマーを宣言し、バーディパットを見事に沈めて2ポイントをゲット。4-3と逆転に成功した。
ハンマーは1マッチで3回、1ホールにつき1回使用することができ、獲得したポイントが倍増(2ポイント)されるようになっている。ホール途中で宣言した場合は相手に拒否権があるが、その場合は相手に1ポイントが献上される。どのホールでハンマーを使用するかが勝敗を大きく左右することになるが、今回アトランタが見事にハンマーを使って勝利を手繰り寄せた。