「試合前のブルペンに入れなかった」能見篤史氏が語るオリックス投手陣のすごさとは

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 一方、山本と同じくWBC戦士として戦い、知名度も急上昇、人気も高まっている宮城大弥投手についても語った。

 宮城自身が尊敬する人物として名をあげ、現役時代から「師弟関係」として注目されることが多かった2人。

 身長171cmと小柄な体格ではあるものの、「ボールの勢いは半端なく強い」と、その球威を絶賛する能見氏。

 加えて、「柔軟性がすごくあるし、器用。得意のスライダーも曲がり幅が大きい。兼任コーチ時代試合前のブルペンで打席に入って球をチェックしていましたが、宮城だけは抜けそうで怖くて入れませんでした。それくらいボールの質が強かったですね」と、その実力を認める。

 さらに、能見氏が「本当にいいピッチャー」と語るのが、山崎福也投手だ。

 この山崎について、短期決戦時は打てないと口にするが、その理由をこのように話す。

「彼は本物のチェンジアップを投げるピッチャーなんです。だから、真っ直ぐにしか見えないし、初見では打てない。あとはクイックもできるしフィールディングも上手いんですよね」

 実際昨年ヤクルトとの日本シリーズでは第2戦、第6戦と2試合に先発し、通算9イニングを無失点と、得意のチェンジアップを武器にヤクルト打線を抑え込んだ。

 加えて、バッティングにも定評がある山崎に対し、「嬉しそうに打席に打席に入って行くんですよね」と、ピッチング以外の一面を語る場面も見られた。

 今季はリーグ3連覇、日本一連覇を目指すシーズンとなる。チームのストロングポイントである投手陣の活躍に引き続き、注目が集まりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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