行くぞCS!ロッテを支える「元巨人勢」の快進撃とは
ポランコは昨季、巨人でも活躍した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ロッテは10月2日に行われた西武戦(ZOZOマリン)に7ー3と勝利。熱いCS争いをくり広げているチームでは元巨人勢の活躍がチームに勢いを与えている。
【動画】これぞパワー!ポランコが3回にリーグトップとなる26号ソロを放ったシーン
先発した小島和哉は初回に佐藤龍世からソロホームランを浴び先制を許す。嫌なムードが漂う中、すぐ取り返したのが、この日「3番・左翼」で先発出場した石川慎吾だった。初回一死一塁で打席に向かうと貴重な逆転2ランを放ち、流れを取り戻す。7月に巨人からトレードで移籍してきた石川にとってはこれが記念すべき、本拠地初ホームランともなった。
さらに3回にはグレゴリー・ポランコがリーグトップに躍り出る26号ソロホームランを放ち加点。昨年も巨人で存在感を示した大砲はこの後も勢いは止まらず。2点リードで迎えた8回も中越えの適時二塁打を放つなど、この日は3安打3打点と大暴れとなった。
初回にすぐさま逆転2ランを放った石川も、直近は9月30日の西武戦(ZOZOマリン)でも延長10回にサヨナラ打を放つなど調子を上げてきており、「元巨人」勢が終盤の戦いで存在感を増している。
一方、ここに至るまでには2選手ともに厳しい道のりもあった。2011年ドラフト3位で日本ハムに入団した石川は16年オフに巨人へトレード移籍。当初からパンチ力あふれる打撃で活躍が期待されたが、結果として巨人では定位置を確保できず。7月に交換トレードでロッテへ移籍後はここまで41試合に出場、打率・356、2本塁打9打点と躍動、ファンからの愛称でもある「ダイナマイト慎吾」の持ち味を存分に発揮している。