金本政権下の“ダメ助っ人”から「最高のコーチ」に 元阪神ヘイグが米球界で歩む第2の人生「野球一筋の信頼できる人」

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「2016年に日本でプレーし、1年後に帰国した時には、色々なタイプの速球を打つのが、本当に難しくなっていた。私がアメリカに戻ってくるまで、たった1年でメジャーリーグは劇的に変わっていたんだ。打撃の世界は、世の中に発信されている情報によって、混乱している時がある。それを上手く消化し、自分のあらゆる経験を活用することで、最終的に選手へ物事を伝えることができると思っている」

 現役時代に知った野球の劇的な違い。その体験が指導者人生にも生きているという。そんなヘイグに対する現場の評価は上々だ。阪神時代から「真面目」という声は尽きなかったが、そのスタンスは今も変わらない。パイレーツの地元紙『Pittsburgh Post-Gazette』の取材の応じた元パイレーツの米解説者であるアレックス・プレスリー氏は、こう話している。

「バッティングに関して選手がアドバイスをもらう人は誰でもいいわけじゃない。しかし、彼(ヘイグ)は信頼できる人だ。野球一筋という感じなんだ。彼の物事への取り組み方は見落とされがちだと思う。現役時代から多くの浮き沈みを経験し、厳しい状況でもプレーしなければならなかった。だから彼は頼りになる良いコーチだ」

 若手有望株も少なくないパイレーツでの指導に向け、「最終的に選手たちがキャリアのどの段階にいようと、成長するためのロードマップを提供したい」と意気込むヘイグ。彼にとって、“ダメ助っ人”の烙印を押された日本での経験も指導者人生の糧となっているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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