「役割に徹する」白鵬関から学んだ、伝えたい事とは⁉ 元横綱白鵬の専属トレーナー・大庭大業氏インタビュー

タグ: , , , 2022/3/27


白鵬関は、毎日同じルーティンを持ち、習慣化していた。さらにそのひとつひとつの行動に対して五感全てを使い少しの体の変化も見逃さなかったという。そんな彼には、「アスリートの半歩先を行き、アドバイスする」という考えを持っている同氏でも、白鵬関が最善を尽くした全力の準備の前では、サポートする立場にいる人として、何をしないといけないのか考えさせられることも多かったという。その中でも自分の役割を詰み重ね、与えられたものに対して努力する事を意識してきたと明かした。

PDCAサイクルはP(plan:計画)、D(do:実行)、C(check:確認)、A(act:改善)の頭文字をとった言葉で、ビジネスなどの場面で用いられることが多く、なかなかアスリートから感じる事は少ないように思える。しかし、白鵬関の行動を振り返ると、この言葉の重要性に気が付いたという。

「常に何かあったら改善していました。取り組みから帰ってきて、次の日のプランを立てて、稽古場で確認する。そしてまた試合で試す」

「自分の仕事で何に詰まったのか、原因は何なのか、じゃあどう改善するべきなのか、また今度行動してというのを永遠にしてましたね。常にプランニングしてましたね。その循環がすごいなと思いますね。親方になった今も常に考えてますね。それを真似できたら良いなと思いました」

と、どんな立場になっても努力を怠らない姿から多くの教訓を得たことを明かした。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
「イチローさんに似ている」東京五輪金メダリストが尊敬する羽生結弦の凄さとは!? ソフトボール・元日本代表・山田恵里インタビュー
羽生結弦「現役続行宣言」にメディアが歓喜する理由とは
「型をもって、型にこだわらない」元横綱白鵬を支えたトレーナーが語る強さの秘密とは⁉ 元横綱白鵬の専属トレーナー・大庭大業氏インタビュー

大庭 大業(おおば・ともなり)

昭和53年(1978年)生まれ。福岡県北九州市出身。第69代横綱白鵬専属のトレーナー(2012年11月~2021年9月)を務めた。1年のうち130日以上、白鵬と寝食を共にし、その心身のケアに努めている。治療家、スポーツトレーナー、柔道整復師、鍼灸師。スポーツトレーナー歴は20年を超え、プロゴルフ選手、プロ野球選手や格闘家など、さまざまなトップアスリートのサポート実績もある。東京では「結び整骨院 鍼灸院」、「四ッ谷ウェルネス鍼灸整体院」、北九州では「やわらぎ鍼灸整骨院イオン黒崎院」を経営。アスリートのための運動塾「アスリートLABO」も運営する。

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム