「完ぺきだった」と阿部監督も絶賛した「ミスターK」 制球力抜群、圧巻の14奪三振「もう、覚醒の予感しかしない」

井上は自己最多の14奪三振の快投を見せた(C)産経新聞社
巨人は22日の中日戦(東京ドーム)に8-1と勝利。先発した井上温大は8回3安打1失点、自己最多となる14奪三振の快投で2勝目をマークした。
井上は初回二死一、三塁のピンチを招くもジェイソン・ボスラーを直球で遊ゴロに打ち取ると、尻上がりに調子を上げていく。5-0の5回に中田翔から一発を浴びたが、2回以降許したのはこの1本のみ。
圧巻は7回一死からの三振ショー。ボスラーを直球で見逃し三振とし自己最多となる10個目の三振を記録すると、勢いは止まらず。中田をインコース低めのカットボールで空振り三振、続く8回も村松開人、石伊雄太、代打、辻本倫太郎から5者連続三振。毎回の先発全員から三振を奪うという快記録も達成した。
最速151キロの直球を軸にカットボール、スライダー―など、変化球も冴え、中日打線を完ぺきに封じ込めた。
そんな左腕を打線も援護する。主砲、岡本和真は7号2ランを含む4打点、吉川尚輝が3打点、「5番・一塁」で先発した大城卓三にもソロホームランが飛び出すなど、クリーンアップもしっかり仕事を果たした。
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