巨人の大補強は「正解」だった!? 必ず起こる想定外のアクシデント 層の厚さが優勝の行方を決める

新加入の甲斐は攻守に存在感を示している(C)産経新聞社
一進一退の展開が続いています。
セ・リーグ連覇を狙う巨人です。今季はここまで20試合を終え、10勝9敗1分けの貯金1。チーム打率はリーグトップの.264と、主砲の岡本和真、新3番の吉川尚輝、ソフトバンクからFAで新加入の甲斐拓也らが打撃好調で、投打にバランスの取れた試合運びができています。
【動画】打撃も光る!甲斐が15日のDeNA戦でジャクソンから先制タイムリーを放ったシーン
スポーツ紙のデスクは言います。
「想定外が続いたチーム状況を考えたら、健闘の部類に入るでしょう。菅野が抜け、絶対的なエースに君臨するはずだった戸郷が不調で2軍落ちするとは、誰も予想できなかった。期待の新助っ人・キャベッジの負傷による戦線離脱や、坂本勇人のファーム再調整もそうです。そんな中でも阿部監督は手を変え品を変え、うまくやりくりしてチームを動かしている印象です」
そしてあらためて、巨人がオフに敢行した大補強は「正解」だったと分析するのです。
「長いシーズン、アクシデントはつきもの。首脳陣からすれば、危機管理としてそんな時こそ層の厚さが自らを助けてくれるんです。例えば甲斐です」
昨年のオフ、巨人がFAで甲斐を獲得に乗り出したとき、SNSのファンの声は「大城、岸田、小林、山瀬たちがいるのに、甲斐って本当に必要なの?」といった声が大多数でした。
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