二軍で“無双状態”の元守護神、可能性を秘めるマルチ打者…ソフトバンクの「大刷新」であぶれた鷹戦士の争奪戦は必至か
侍ジャパンでの実績を持つ森(左)と上林(右)。この両雄の動向は注目を集めている。(C)Getty Images
新体制発足に伴う“血の入れ替え”が断行された。10月22日、ソフトバンクは森唯斗、嘉弥真新也、古川侑利、髙橋純平、九鬼隆平、上林誠知、佐藤直樹ら7選手との来季契約を結ばないと発表した。
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来季に向けた強い意気込みの表れとも言える判断だ。昨オフに、FAで近藤健介(←日本ハム)、レンジャーズを自由契約となっていた有原航平、ロベルト・オスナ(←ロッテ)を獲得するなど総額80億円を投資した「異次元」の大型補強を敢行したソフトバンクだったが、レギュラーシーズンは3位に。3年連続でリーグ優勝を逃していた。
レギュラーシーズンの“失敗”を振り払うべくソフトバンクは、ロッテに劇的な形で敗れたクライマックスシリーズのショックが残る21日に小久保裕紀二軍監督の内部昇格を決定。新体制を早々に発表していた。先述の7人は、大規模な刷新のなかで、チームからあぶれる形となった。
もっとも、彼らに対する球界内での評価は高い。とりわけ森と上林は「まだ戦力になる」と見られている。
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