ホークス の「中継ぎ事情」についてOB・攝津氏「僕がコーチなら・・・」
僕が投手コーチなら、高橋礼は先発で起用したい
今シーズンのホークスの中継ぎ陣を見てみると、昨年先発として12勝マークした高橋礼が、今年はここまで登板した30試合全てリリーフとしてフル回転。高橋礼の中継ぎ起用について攝津さんはこう話す。
「正直、ホークスの中継ぎメンバーをみると、能力的にも高橋なしでも十分充実していると感じていました。どちらかというと、先発陣が足りないという時期もあったので、そういう面でも先発で回した方が面白いのかないうのはシーズン初めから思っていましたね。ただ、連戦が続く中で、イニングが投げられるというのは大きいですよね。」
高橋がリリーフに回りながらも、しっかりと先発ローテーションが回り、首位に立てているホークス。やはり、それだけ選手層が厚いということなのだろうか。
「基本的にホークス はバッティングのチームというイメージがありますが、実際はピッチャー、守備のチーム。後ろにいいピッチャーが揃っているので、接戦をものに出来ている部分はあると思います。中継ぎ陣に関しては12球団を見てもトップクラスの防御率ですからね。」
現役時代は、新人王、沢村賞をはじめ、数多くのタイトルを獲得した攝津さん。そんな攝津さんが、投手コーチを務めるとしたら、高橋礼をどのように起用するか、聞いてみた。
「やはり先発で起用したいですね。ああいうアンダースローのピッチャーって、なかなか居ないですから。ホークスのピッチャー陣をみると、右ピッチャー左ピッチャーバランスよくいるものの、高橋のような変則ピッチャーがいると、相手としても戦い辛いのかなとは思います。」
3年ぶりの優勝へ向け、現在首位を走るホークス。
後半戦も連戦が続き、厳しい戦いが予想される中、いかに中継ぎ陣が踏ん張れるかが勝負のカギとなりそうだ。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]