守備の名手・宮本慎也氏が語った「サードの難しさ」それでも華麗な守備を披露した巨人・坂本勇人の凄み
坂本の守備技術の高さは折り紙付き。サードでも妙技を見せてくれるだろう(C)kentaHARADA/CoCoKARAnext
9月7日、巨人はヤクルトに5-2で勝利してカード勝ち越しを決めた。この試合、巨人の原辰徳監督は大きな決断を下した。この日体調不良から復帰した坂本勇人を17年目にしてプロ初のサードでスタメン起用したのだ。
【動画】プロ初の三塁スタメンでこのプレー!坂本が4回二死二塁からサンタナの強烈な当たりをさばいてアウトにしたシーン
今季は開幕当初に深刻な打撃不振に苦しんでいたが、その後は自身の打撃を取り戻し、ここまで96試合に出場して打率.291、17本塁打、47打点とさすがの存在感を見せている。
しかし、6月23日の広島戦(マツダ)では走塁の際に右太もも裏肉離れを起こし離脱。その後復帰を果たしたが、7月にはまたしても右太もも付近を気にするしぐさを見せるなど、加齢によるコンディション面で心配する声も多い。今年だけでなくここ数年は離脱を繰り返している坂本だが、そんなベテランには肉体的負担が大きいとされるショートからサードへの“コンバート説”も挙がっていた。
かつては華麗な守備で魅了してきた遊撃のスターたちも、多くが30台半ばからサードへのコンバートを余儀なくされてきた。元ヤクルトOBで現役時代は守備の名手としても知られた宮本慎也氏は7日までに更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」の動画に出演し、サードの難しさについて語っている。