【巨人】オープン戦打率1割未満 坂本勇人の「落日」 注目される原監督の「決断」
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巨人の主力、V奪回に欠かせないピースとされる坂本勇人の状態が上がってこない。
24日の楽天とのオープン戦(東京ドーム)に「5番・遊撃」で先発出場した坂本は同級生対決ともなった楽天・田中将大の前に2回先頭で迎えた1打席目は中飛、4回一死で迎えた2打席目は力ない遊ゴロに倒れた。さらに5回二死満塁で回ってきた3打席目は2番手の藤平尚真の外角直球に手が出ず、見逃し三振に終わった。この日は3打数無安打、オープン戦打率は・065まで落ち込んでいる。6回の守備から退いた。
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一方、元気のないベテランと対照的に気を吐いたのは「ストロング」の異名を持つドラフト4位ルーキーの門脇誠だった。「7番・三塁」で先発出場し、2回に右翼線に二塁打を放つと、4回にも四球を選び、今度は二盗に成功。6回には右中間を破る三塁打と大暴れとなった。オープン戦打率は・295。ほかにも「ポスト坂本」候補の一人、中山礼都もオープン戦打率は・375と好調をキープしている。
原辰徳監督は1週間後に迫る開幕戦に関しては坂本に任せることを示唆しているが、果たしてこのまま状態が上がらないようであれば、早い時期に若手に遊撃を任せることも十分考えられる。チームの課題であった世代交代も一気に進むことになる。