「藤浪は〇〇したら勝てるようになる」阪神臨時コーチも務めた山本昌氏が注目の藤浪のポテンシャル、今後について言及【橋上秀樹氏×山本昌氏対談】
今季でプロ10年目を迎える藤浪晋太郎投手(27)は目指す先発ローテーション入りが確実視されている。近年制球難が課題とされてきた藤浪だが、12日に行われた中日とのオープン戦では5回無安打無失点の好投を見せ、復調に期待がかかっている。
そんな藤浪について、現役時代は中日ドラゴンズで活躍し、野球殿堂入りも果たした山本昌氏をゲストに迎え、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンでコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏が橋上氏のYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語り合った。
【動画】阪神藤浪はこれから100勝できる!山本昌臨時コーチが藤浪に伝えた重要なこと
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2019年秋、20年春に阪神の臨時コーチを務め、藤浪を指導した経験を持つ山本氏は藤浪について
「彼は、投げるセンスは凄くあると思う。甲子園を春夏連覇して、ルーキーから2ケタ勝ってきたピッチャーなのでね。ただ1つ崩れたのが、僕はスライダーがキーワードかなって思ってます」
と調子を崩してしまった原因にスライダーがあると言及。
「スライダーメインのピッチャーって、試合で(スライダーが)曲がらない日があると意識的に曲げようとしちゃうんですよ、そうするとだんだん手首がズレて傾いて球筋がおかしくなってくる事がある」と、自身もそうだったという経験を交えつつ難しさを語った。
また復調に必要な改善点について問われると山本氏は
「手足が長くて、スライダーによる手首の傾きが出ちゃってるだけなんですよ。
高校時代とか入団当時みたいに手首が立ってきたらまた勝てるようになると思う」
と悪い癖がついてしまっているだけなので、臨時コーチを務めたときも繰り返し伝えたという「手首を立てて」投げること、そこを改善できれば復調は十分に出来ると語った。