日ハム・栗山監督、既成概念を打破する「働き方改革」とは?

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 「長いイニングを任せられる投手がいないだけ」と言われれば元も子もないが、SNSの意見は批判ばかりではない。「打者1巡なら抑えられそうな投手が多い日本ハムに合ってそう」「今季から1軍登録枠が1人増えたことも追い風」「ケガや故障を抱える投手は、いつ出番がくるかわからない中継ぎ起用より断然いい」。一般的に打者は2巡、3巡と対戦を重ねるうちボールに慣れてタイミングが合いやすくなるといわれるため、新しい戦術として期待する声もあった。

 先発ローテーションの谷間などで大リーグが導入している、救援投手を先発させて1イニングで交代させる「オープナー」を栗山流にアレンジしたもの。伸び悩む斎藤佑樹も候補の1人だ。3月のアスレチックス戦で2回1失点で降板させた時は「祐樹、ごめんなさい。本当は先発で長く投げさせてあげないといけないけど」と親心をのぞかせる場面もあった。

 もちろん、リスクは伴う。先発陣がイニングを稼げなければ、中継ぎ陣に負担が増える。ショートスターターが失敗した場合、ブルペンに休む暇はなく、フル稼働状態となる。先発の責任投球回数が5イニングのため、勝ち星はつかず、場合によっては負け数だけが増え続ける。選手の評価は球団として取り組む日本ハムが独自の査定方法を導入するとしても、見た目の数字的には報われない。

 栗山監督の1勝にかける思いを形にした新たな一手。今はまだ聞き慣れない「ショート・スターター」の言葉が、どこまで浸透するだろうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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