リーダーズボードに刻まれた衝撃の防御率「0.54」。防御率0点台だけでなく中日・高橋宏は師匠・山本由伸に続く投手4冠の可能性も
特に7月は絶好調だった。4試合に登板して無傷の4勝。7月5日の広島戦(バンテリン)では100球未満の完封勝利「マダックス」を達成するなど、1完封を含めて32イニングに投げて、1失点もない、圧巻のパフォーマンス。この日の初回にオースティンに先制の犠飛を許し、連続イニング無失点こそ33回で途切れたが、無双モードで快投を続けている。
ここまで9勝1敗で、勝率.900も同.833の巨人・菅野智之を上回りリーグトップに立った。97奪三振もリーグ3位。自主トレで師事する山本由伸が3年連続でマークした最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の投手4冠も手の届くところにある。
今季は防御率セ・リーグ2位の広島・大瀬良大地も0.85と0点台をキープしている。空前絶後のハイレベルなタイトル争い。1つの自責点でさえも命取りになりかねないギリギリのバトルが、終盤のペナントレースを盛り上げてくれそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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