2000安打目前で構想外の中島宏之 過去に大台目前で巨人を去った選手たち
巨人を構想外になった中島。その去就に注目が集まる(C)CoCoKARAnext
各球団で戦力外通告を受けた選手の名前が連日報じられ、巨人では中島宏之が来季構想から外れたと伝えられた。中島は通算1928安打を放っており、2000安打まで残り72本と大台到達目前での宣告となった。
巨人では2000本安打を達成目前でチームを離れた選手が少なくない。
【関連記事】巨人激震 中田翔にFA宣言の可能性も?背景にあるチーム事情と獲得が浮上する「球団名」
例えば、現在はロッテ一軍打撃コーチを務める村田修一。村田は2011年オフに巨人に移籍した。巨人在籍時は30本塁打以上を打った年はなかったが、3割を2度マークするなど中心打者として3度のリーグ優勝に貢献。ただ、2017年オフにチームの若返りを図るために戦力外通告を受ける。同年は118試合に出場して打率.262、14本塁打、58打点とまずまずの成績を残しており、本人としても青天の霹靂だったことだろう。
村田は所属チームを探すも見つからず、2018年3月に独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブスに入団してNPB復帰を目指したが、結局声は掛からず引退した。通算安打は1865本で、あと1、2年プレーできていれば、2000本安打はほぼほぼ達成できていたことだろう。
また、谷佳知氏は通算安打1928本と2000本安打に最も近かった。2006年オフに巨人に加入して計7年在籍。移籍前のオリックスでは4年連続3割をマークしたヒットメーカーは巨人でも本領発揮して2度の3割を記録した。成績不振によって2013年オフに戦力外通告を受けたが、その後古巣に復帰。2年間プレーして現役引退を決めた。