卓球USスマッシュで大番狂わせを演じたカットマン橋本帆乃香の戦法と、”大魔王”伊藤美誠の特殊事情
伊藤は準決勝で、中国からマカオに移住した元世界ランキング1位の朱雨玲と対戦。果敢に責め立てたが、30歳の朱の巧みな球さばきに2-4で敗れた。朱は今大会、世界ランキング2位の王曼昱(中国)を倒して勝ち上がってきており、決勝でも、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)、早田ひなを倒して勝ち上がって来た陳熠(中国)を破って優勝してしまった。
結果、女子シングルスのベスト8は、中国3、日本3、韓国1、マカオ1となり、中国と日本が拮抗する形となったが、その順位においてまだまだ中国がリードしている状況だ。今回、ベスト16に終わった張本美和、大藤沙月にも奮起を期待したい。
[文:伊藤条太(卓球コラムニスト)]
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