「型にはまりすぎ」侍戦士、球界きっての理論派・山川穂高が明かす「打撃の極意」とは

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(C)Getty Images

 昨季、パ・リーグ本塁打王に輝いた西武山川穂高内野手(31)。3月に開催されるWBCの日本代表にも選ばれた彼の豪快なスイングと高く舞い上がる打球には、人々を惹きつけるものがある。そんな日本球界を牽引するアーチストの打撃の極意について、現役時代ヤクルトで活躍した上田剛史氏が自身のYouTubeチャンネル『上田剛史』で山川本人に迫った。

 このコラボは、昨年末にフジテレビで放送された『中居正広の珍プレー好プレー大賞2022』の収録現場で、山川がYouTube出演をお願いしたところから実現。上田氏は、自身も高校生に指導している立場から、山川に様々な疑問を投げかけた。

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 ティーバッティングの練習で「引っ張り方向に打球を打ってしまう」選手がいるという悩みを山川に相談すると、山川は上田氏の悩みに共感しつつ、バットを「返そうとしてはいけない」とその練習方法を披露した。

「(スイング時)みんなグリップエンドが下を向いてしまうけど、そうすると身体からバットが離れてしまって3塁方向にしか打球が飛ばない。だから、グリップエンドをボールに向けてスイングする」

 グリップエンドをボールの延長線上に出すという理論を実際にスイングしながら解説。この理論と練習方法は高校時代からずっと気を付けて取り組んできたと明かした。

 高校生たちが陥りがちな点について、「ポール際に飛ばしたいのかな」という高校生の考えにも寄り添いつつも、山川は「確率良く打つなら絶対にセンター(方向)」と持論を展開し、プロ1年目にヤクルト青木宣親外野手(41)からセンター返しの意識を教わった事を振り返った。さらにこのセンター返しの意識は、落合博満氏や、大谷翔平(28)といった超一流選手に聞いても同じ意識を持っていたという。

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