大記録達成、新星の登場、20年目の初優勝…2024年のプロ野球交流戦「三大ニュース」
■20年目の初優勝
優勝に輝いたのは楽天だった。球団創設20年目で初の交流戦Vに加え、1年目の今江敏晃監督にとっては初のタイトル獲得である。交流戦直前のソフトバンク戦では連日の大量失点。2連戦合計で0－33と投打ともに崩壊していた。そこからのV字回復には正直驚きを隠せない。
期間中の67得点は12球団中4位、同47失点は2位タイ。突出した記録はない一方で得失点差20は堂々のトップ。MVPならびに優秀選手に選ばれた者はいなかったが、裏を返せば組織の力で勝ち取ったものと言える。チームの主砲・浅村栄斗をスタメンから外すなどの「荒療治」も、終わってみれば良い方向に繋がった。
[文：尾張はじめ]
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