とうとう本格覚醒か 二刀流でも注目集める「桑田チルドレン」 脅威の「.400」
センスの塊ともいわれる山崎は打撃でも存在感を示している(C)産経新聞社
巨人は6月25日のDeNA戦(新潟)に3-2と競り勝ち2連勝。貯金1とし、DeNAを抜いて2位に浮上した。先発、山崎伊織の攻守にわたっての奮闘が光った。
【動画】野手顔負け!山崎伊織の豪快な勝ち越し適時二塁打シーン
この試合では2試合連続で「5番・一塁」として先発した大城卓三が4回に適時二塁打を放ち、先制に成功。さらにに1-1で迎えた7回一死二塁の場面。打席がまわってきた山崎は中川虎大が投じた真ん中低めのフォークをしっかり捉え、自らで勝ち越しの適時二塁打を放った。塁上ではベンチに向け、力強く両手をあげ、殊勲打を自らで祝った。
投球内容もさることながら打撃の良さが注目されている。今季の打率は「.160」ながら、得点圏打率は「.400」と勝負強さで二刀流としてもしっかりチームに貢献している。
投げては最速152キロの直球に多彩な変化球のコンビネーションでDeNA打線を8回2安打1失点と封じ込め、チームトップタイとなる6勝目をマーク。これで今季地方球場での登板は13年の内海哲也(現1軍投手コーチ)以来となる無傷の4連勝、”地方球場の鬼”として、イレギュラーな環境にもしっかり順応できている。
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