大谷翔平のMVP受賞翌日に受けた“脅迫” 水原氏と違法賭博胴元との生々しい連絡内容が発覚「本当に、本当にしんどい」
「本当に、本当にしんどい。明日送金する」
それでも水原氏は膨大に膨れ上がった金額の支払いをしきれていなかったと見られる。ゆえに胴元からの執拗な問いかけは次第にエスカレートしていった。
大谷がドジャース移籍を発表して間もない23年12月15日には怒りを交え、「忙しいのは分かるが、最低限の敬意は払ってくれ。今夜、遅くなっても何時でもいいから電話するように」とメッセージ。これに対して、すでに支払い能力を失いかけていた水原氏は「ごめんよ、兄弟。そんなつもりはなかったんだ、約束するよ。今は目が回るほど忙しくて。ここ最近、他の問題もあって、本当に、本当にしんどい。明日送金する」と返答している。
いずれも恐ろしさすら感じる内容だ。ちなみに現地時間3月19日に『ESPN』の取材に応じていた水原氏は、「翔平には(違法賭博への関与を)言えなかった。自分の生計を立てるのが大変で、ギリギリの生活だった。彼のライフスタイルに付いていく必要があったので、このことは伝えたくなかった」と告白。そしておそらく胴元からのメッセージに対する想いとして、「身の危険を感じていた。家に取り立て屋が押し寄せてくるかもしれないという恐怖があった」と切実に訴えていた。
また、『ESPN』に対して「彼を見るのは辛かった。翔平は素晴らしい人間で、全く何事もなかったかのように人生を歩み続けていた」とも語っていた水原氏。大谷が二刀流で輝かしい功績を刻み、スターダムをのし上がっていく真裏で、名通訳の転落は始まっていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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