「奇妙な話だ」水原氏が行った“細工”報道に米記者たちも驚き隠せず「オオタニが気づかないとは思えなかった」

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大谷の通訳として愛される存在でもあった水原氏。彼のスキャンダルの余波は広まる一方だ。(C)Getty Images

 球界を騒然とさせたスキャンダルの新展開は、ふたたび世間で小さくない話題となった。

 注目を集めているのは、現地時間4月10日に米メディアが伝えたニュースだ。スポーツ専門局『ESPN』をはじめとする複数メディアは、大谷翔平(ドジャース)の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与し、同選手の資金を盗用したとされている問題で、同氏が資金盗用を認める方向であると伝えた。

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 検察当局の動きをすっぱ抜いたニューヨークの日刊紙『New York Times』は「オオタニの元通訳は、自身のギャンブルの借金を補うために金を盗んだ容疑で、罪に問われる方向で交渉中である」と指摘。追報を行った『ESPN』も“独自ソース”による捜査関係者からの情報として、3月25日に行われた声明発表会見で「僕自身は賭けていないし送金もしていない」と語った大谷の証言が「正確だった」と強調した。

 検察側から罪を軽くすることを条件とした交渉を持ちかけられているという水原氏。すでに米国内におり、刑事弁護を専門とするロサンゼルスの元連邦検事マイケル・フリードマン氏を弁護士として雇ったとも伝えられている。ゆえに騒動の完全なる解決には、いましばらくの時間を要する可能性もある。

 いずれにしても、大谷に対する捜査は一つの局面を迎えたと言っていい。関係者の証言が二転三転したために、一部メディアやファンからかけられていた疑いも晴れるだろう。

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