「正気の沙汰じゃないぞ」大谷翔平を“裏切る”水原氏の衝撃行為の数々に米識者も愕然「よく通訳なんてできたな」
さまざまな問題行動が新たに明るみになった水原氏。ギャンブルにのめり込んでいく様は世間に衝撃を与えた。(C)Getty Images
いまやスポーツの枠を越え、社会的な関心事ともなっている。去る3月20日に明るみになったドジャースに所属する大谷翔平の専属通訳を務めていた水原一平氏が、同選手の資金を不正に利用し、違法賭博に関与していたという問題だ。
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日本ではワイドショーやニュース番組で特集が組まれるなど、大々的にクローズアップされてきたスキャンダルは、現地時間4月11日に事態が終結に向かう決定が下った。米連邦捜査局が記者会見を実施し、大谷の口座を不正利用した水原氏を銀行詐欺罪で起訴したと公表した。
新たに浮かび上がってきた騒動のあらましはショッキングなものばかりだった。とりわけ凄まじかったのは、水原氏がのめり込んでいたギャンブルの規模だ。
検察側からの訴状によれば、大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正送金していた水原氏は、胴元との関係を持ち始めた2021年の12月からの約2年間で1万9000回もの賭博を実施。その間に抱えた総損失額は1億8290万ドル(約279億8370万円)で、勝った額を差し引いても、純損失4070万ドル(約62億2710万円)に上ると明かされた。
さらに返済が遅れた水原氏が胴元から「最低限の敬意は払ってくれ。今夜、遅くなっても何時でもいいから電話するように」と脅迫めいたメッセージの受けるやり取りも明るみになった。同氏が“ギャンブルの沼”に陥っていく様が見て取れる生々しい連絡交換の模様は、お茶の間を震撼させた。