裏付けられた水原氏の信じがたい“嘘” 大谷翔平との最後の対話後に見えた虚しき言動「恥ずかしい。妻も知らなかった」
すでに大谷との接近禁止命令が下っている水原氏。次々と明るみになる彼の不可解な言動が波紋を広げている。(C)Getty Images
日を追うごとに信じがたい真実が明るみになり、衝撃は収まる気配がない。現地時間4月11日に米ロサンゼルスの連邦検察局から銀行詐欺罪で訴追された水原一平氏が、大谷翔平(ドジャース)との間に起こしていたスキャンダルだ。
米メディアもこぞって水原氏の“厚顔無恥”な行動を伝え続けている。米紙『New York Times』は、同氏が絶望に叩き落とされた瞬間を克明にリポートしている。それはドジャースの関係者と大谷本人に騒動の事実を告白した時だった。
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韓国・ソウルで行われた20日の開幕戦に勝利した試合後、水原氏はクラブハウスでドジャースの選手たちはもちろん、アンドリュー・フリードマン編成本部長やスタン・カステンCEOら球団上層部の前で「自分はギャンブル依存症だ。借金をショウヘイに肩代わりしてもらっていた」と衝撃の告白。
この時は英語のスピーチを理解しきれなかった大谷は、ショッキングなミーティング終了後に水原氏を宿泊するホテルの地下にあった会議室へ呼び出し。2人きりとなった真夜中の一室で事情を問いただすと、自身の銀行口座から莫大な金を盗んだことを白状されたという。
直後に「翔平が僕の借金を肩代わりしたことにしてもらえないか」と嘆願されたという大谷だが、きっぱりと拒否。ネズ・バレロ代理人を会議室に呼び、ロサンゼルスにいる弁護士、さらにニューヨークにいる危機管理担当の弁護士、さらに水原氏の妻も会議に参加させ、事態の全容を把握するに至った。