大谷翔平に生じた“変化” 水原一平容疑者への明言を避ける姿勢を米記者が評価「オオタニの人生は変わった」

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常に各国の記者から熱視線を注がれる大谷。その言動は大きな注目を集める。(C)Getty Images

 球界のみならず、お茶の間を震撼させる騒動が発覚してから約1か月。はからずも“渦中の人”となった大谷翔平(ドジャース)は、現地時間4月24日にあらためて自身の心境を少しだけ明かした。

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「まだ調査自体は続いているのでまだ全部が終わったわけではもちろんないです。失った……そうですね、それ以上にでもチームメート、チームもそうですけど、支えてもらっている、サポートしてくれている人たちがたくさんいる。むしろそっちの方がありがたいなというか、そういうふうに感じる面が多いと思う」

 なにかが吹っ切れたような表情で淡々と語る顔からして、現在の充実ぶりが伺えた。

 世間を賑わせたスキャンダルが、大谷にとってもショッキングな出来事だったというのは想像に難くない。2018年のエンゼルス移籍のタイミングで専属通訳となった水原一平容疑者が違法賭博に関与、さらに自身の給与口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上の金額を不正に盗用していたと判明したのだ。

 韓国での開幕シリーズ初戦直後に水原容疑者の口から事のあらましを告白され、「ショックという言葉が正しいとも思わない」(3月25日の声明発表会見より)という感情は複雑を極めた。それでもデーブ・ロバーツ監督をはじめとするドジャース関係者のサポートもあり、大谷は徐々に復調。連日のように列島を賑わせる活躍を見せている。

 4月11日には検察当局が「オオタニは被害者」と発表。公の場で潔白となり、改めて仲間の支援が身に染みたのだろう。冒頭の「ありがたい」という言葉は、たしかな重みと、騒動発覚直後からの変化が垣間見えた。

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