水原容疑者は「絶対野球にも賭けていた」 “前科”を持つ元NBA審判の異論に反発の声「オオタニの無罪は証明されている」

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 その実体験があるからか。「オオタニはミズハラがギャンブル依存症だったことを本当に知らなかったと思うか?」という質問に対して「そんなことはないと思う」とキッパリと否定したドナヒー氏は、こう続けている。

「メジャーリーグは、この問題をできる限り早く沈静化したかったんだと思う。そして私が思うにそれは賢明な判断だった。オオタニが世界的な野球の発展に貢献し、世界中のファンを巻き込んでいることを考えれば、彼が“側近”に自らの試合に賭けさせたり、やってはならないことを行なっている人物であってほしくなかったはずなんだ」

 すでに大谷の潔白は完全に証明されてはいる。周囲の関係者を徹底的に調べ上げた米連邦捜査当局も「オオタニは被害者」と断定。また、本人も3月25日に開いた声明発表会見で「僕自身、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたことはないですし、口座からブックメーカーに対して送金を依頼したこともありません。彼がギャンブル依存症だったことも知りませんでした」と断言してもいる。

 それでも、「オオタニは知っていた」と憶測を語るドナヒー氏は、「彼(水原容疑者)が、単に野球に賭けただけでなく、オオタニの出場した試合にも賭けていたことは絶対に間違いない。そしてオオタニも彼が何をしていたかを知っていたと思う」と強調している。

 無論、根も葉もない論調を展開するドナヒー氏の意見には否定的な声が絶えない。一連の言動を伝えたスペイン紙『Marca』は「オオタニの無罪はメジャーリーグだけでなく、アメリカの捜査当局などによっても証明されている」と指摘している。

 今回のスキャンダルによる大谷への疑いは、いまだにくすぶっている。こうした現状を見るに、水原容疑者への判決が下された後も余波は続きそうな気配だ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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